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ハイアム ホール

2011.08.30.Tuesday

合間を見て写真整理。

イギリス出張中滞在した「ハイアム ホール」

 

湖水地方にいる間はここを拠点にワーズワース美術館へ移動していました。

北部フェルズの壮大な景色が美しく広がり、手入れの行き届いた庭園と19世紀のゴシック様式の大邸宅。

その昔、鉄道で富を築いたオーナーが自らの別荘として建てたものだそう。
「ハイアム ホール」はホテルという位置づけではなく、教育機関。
アート系を中心に様々なワークショップが一年を通して開かれており、それを目的に休暇を利用して多くの人が訪れます。そのワークショップは2泊や3泊など数日間に渡り行われるプログラムであるためその間滞在できる機能があるようです。

(小澤先生もここで4年前から書道の教室を受け持ちワークショップを開いています)

気持ちの良い大きな空の下、堂々とした建物と自然がとても美しく、庭でのティータイムは日常とはかけ離れた時間を提供してくれました。

しかも庭を歩けばリスがいる。鳥がいる。羊がいる。しかもすぐそこに。

 

そして普通のホテルと大きく違うのは食事の時間とティータイムの開始時間が決まっており、時間になるとテーブルに集まり皆一緒に賑やかにワークショップのことや自己紹介など話をします。主婦・教師・リタイアした夫婦など年齢も性別も様々に色々なことを話していました。

 

古く年季の入った建物は長い時間を掛け機能を果たすための補修を行ってきたのがよく解ります。部屋には全てにお風呂がついているわけではないので共同でシャワーやバスタブを使う仕組みでしたがある部分は便利に、そしてある部分はそのままにという形で保存されてきたようです。

使い込まれた家具もたくさん本が置かれた書斎もとても歴史を感じました。
ロンドンではいわゆるビジネスホテルだったので、日本のホテルとかわりない印象でしたがここではイギリスの歴史に触れることができた滞在でした。

 

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